2016年12月30日金曜日

2016


あっという間の1年でした。様々な場所に行き演奏してきました。元々楽器を弾く際に頭で色々と考えてしまうタイプでしたが、それに違和感を覚え、考えることよりもとにかく現場をこなしていくということでしか自分の納得できる演奏は出来ないと思い、その点にフォーカスしてきました。それによってソロで様々な状況で弾くことにも慣れてはきましたが、同時にそれでもなかなか克服できないこともあるのも感じています。これまで体、感覚的なところで弾き続けてきましたが少し頭で考える部分もこれから加えていこうと思います。

どの場所も脳裏に焼き付いています。色んな所で曲を作ろうと試みました。形になった数曲とならなかった多くの断片。色んな人達に出会いました。笑顔の人、泣いている人、それぞれのストーリーも聞きました。個人的なものから政治にまつわる異なる意見。複雑なようでシンプル、でもやはり容易ではありません。自分の中で色んなことをまとめようとはしていますが難しいです。

歳のせいもあるのか物質的なものにあまり魅力を感じなくなってきている自分がいます。物、情報の溢れる時代の潮流の中でも自分の目線で何が必要か考えていきたいです。結局いい曲を書いてそれをいい音で発信することですね。


ジョ―ジワシントンブリッジからのマンハッタン







2016年12月23日金曜日

ナイロン


早いものでもう年末です。ここ4年ほど基本的に自分のコンサートではスティール弦のアコースティックギターを弾いてきましたが、今月久しぶりに弾いてみたこのナイロン弦がぐっとくるものがありこの前のボルティモアでのライブで用いました。思っていたよりも弾きやすく何かヒントになることも多かったです。昔はナイロンを長年使っていましたがある一定使ってきてクラシックギタリストを見るとまだまだ自分には無理だなと思っていました。でも気軽にまた弾き込んでいこうと思っています。

このギターはギター製作家、本郷道太さんの2004年の作品。繊細で素晴らしいリスポンスです!